皆さんこんにちは! KILALA美術学院の事務です。
三連休の始まりでもある7月19日。『世界的アーティストが語る特別講演会』と銘打って、現代美術家で有り東北芸術工科大学副学長を勤める宮島達男先生と、洋画家で有り、同じく東北芸術工科大学の美術科教授を勤める石井博康先生の講演会が行われました。
まずは石井先生の講演『美術大学で学ぶ意味』。
美大を目指す生徒の中には「美大を出てどうするの?」などと否定的な意見を言われる人も少なくありません。
美術大学を卒業して就職はどうするのか、美術を学んで社会とどう向き合っていくのか・・・具体的な例を紹介しながら熱心に語って頂きました。先生の講演を聴いた生徒たちからは、「美大を志望することに自信が持てた」「美術を学ぶことへのモチベーションアップに繋がった」という嬉しい感想が聞けました。
次に宮島先生の講演『芸術、デザインが世界を変える』。
世界で活躍されている宮島先生ならではのグローバルな視点を通した、芸術による世界平和への影響力や社会貢献など、生徒たちが知らなかった多くの物事について熱く語って頂きました。「想像力とは思いやりの心である」というのは、柿の木プロジェクトや震災復興などを手がける宮島先生にしか語れない言葉ではないでしょうか。
実はこの日、宮島先生はJR宇都宮駅からKILALA美術学院まで歩いてお見えになったのです。〝こちらが車の手配をすべきだったのか!?〟と冷や汗ものでしたが「初めて訪れる街は歩くことにしているんです」とニコニコしながら仰っていました。そういうところからして違うなぁ・・・と、宮島先生の懐の深さに感銘を受けたのでした。
最後に宮島先生と石井先生による『作品講評会』。
主に油画科の作品を講評して頂きましたが、日本画科・彫刻科・デザイン工芸科の生徒たちも熱心に聞き入っていました。
現役で世界的に活躍されている、しかも大学で教鞭を振るわれている先生に講評して頂けるなんて夢のよう。先生方は生徒が高校生だってことを忘れてしまったのか、厳しすぎるほど熱く真剣に一人ひとりの生徒と向かい合って下さいました。
※「世界の宮島が高校生相手に指示棒持ってる姿なんてどうのこうの(多分見せちゃ駄目的な?)」と言われましたが、すみません掲載しちぃました!(てへ)
宮島先生、石井先生、この度の講演会を開催して頂き誠に有り難うございました。
また機会がありましたら、どうぞ宜しくお願い申し上げます。